「敵のいないヤツには味方もいない」で起きた反転

私はなかなか意見がハッキリしていて、それを声に出してしまうところがあるので(別に悪いことではないんだけど)、いわゆる「敵」も多かったように思います(あえて「敵」という言葉を使います)。特にアメリカ社会で、男社会で、女が生き抜くには(今こう書くと大袈裟に聞こえるけれどw)言いたい事は口にしないと、勝てないところがあって、スピードの速いIT業界にいると、ましてや日系企業なんかにいると、日々戦いなわけです。アメリカ社会では、若いと相手にされず(アジア人は若く見られる、そして私は童顔)、自分の意見はきちんと言わないと見下され、日経企業なんかに努めてしまうと、女は黙ってろ的な雰囲気との狭間で、毎日戦かっているわけです。そんな中に10年以上もいると、さすがになんのために戦っているんだろう、私の周りは敵ばかり、みたいな感覚になる時もあるのです。そんな時に、私を何度も救ってくれた言葉がありました。それは、父に言われた、「敵のいないヤツは味方もいない」でした。


二極で成り立っている三次元では、考えてみれば当たり前なことだけど、目から鱗が落ちた瞬間でもありました。「確かに、敵がいなければ、味方を認識する事もできないよな」、そんな風に思いました。そこからは、敵が増えることが怖くなくなりました。その分、味方が増えるから。ただ、不思議なことに、その覚悟ができると、敵がだんだんいなくなっていったのです。実際どうだったかは別にして、徐々に味方だけが増えて行った感覚でした。


そもそも、敵って、自分の成長のために存在しているわけで、敵を敵として受け入れた時に、そこの学びを超えた気がします。敵と戦うって、「敵は存在するべきではない」という反発のエネルギーであって、「あなたは私の意見に反対なのね」とか、「あなたは私が嫌いなのね」という受け入れのエネルギーに変えると、「反転」が起きます。覚醒が進むと、いろんなものが反転していきます。「悪いと思っていたことがそうではなかった」「あの人のせいだと思っていたことが、自分の反映だった」たくさんのものが反転していきます。私がブログで書くことは、反転した事柄が多いと思いますが、これもその一つです。そして反転は何度か繰り返すと、意識の拡大が起き、最終的に統合されていきます。良いも悪いもない。どっちの見方もできるようになって、最終的にはジャッジメントがなくなり、どうでもよくなりますw。だいたい敵に費やす時間とエネルギーって、もったいないじゃないですか?そのエネルギー、味方のために使いたいですよね。


それでもあの時嫌いだと思ったやつらは、3次元の私は今でも嫌いですw。でも魂の部分では、感謝もしていて、本気で呪っているかと言えばそうではなくて、むしろ、嫌いという感情を楽しんでいる感覚です。つまり、敵って、存在させる事も可能だし、存在自体を消す事も可能なんです。なにを選択するのもあなたの自由。あなたの世界なのだから。


「敵のいないヤツは味方もいない」は、後々の私にも勇気を与えてくれる言葉になりました。だって、目醒めたって、全員があなたを好きになるわけでもなければ、シェアしている事に反対する人もいれば、変人扱いしてくる人もいるだろうし、頭がおかしいんじゃないの?的な扱いを受ける時もあるわけです。それでも、自分の進んでいる道を信じて突き進むしかないわけで、そんな時に、背中を押してくれる言葉になりました。ほんと、他人の意見なんて、どうでもよくなりますよw。


ここにたどり着いたあなたに、この言葉が勇気となったら嬉しいなと思います。

Healing Studio Mana

ヒーリング・スタジオ・マナでは、現実を動かすサイキック・セッションやヒーリング、 高波動のアート作品を提供しています。

0コメント

  • 1000 / 1000